いつか、きっと

後輩のこと

突然、後輩が禁煙を始めた。先週のことだ。
健康のためだとは言うが、その話を聞いた時ちょっと不安を覚えた。
かつて自分も酒を断った。
いつ彼女からのS.O.Sが入ってくるか分からないという状況もあったが、その真意は「願掛け」だった。彼女の治癒を願ってのことだった。
自分の好きなものを断つ。誰かのために。その気持ちは、ある意味では尊い。
でも本当は、それではダメなんだ。
支える側の人間もまた自分の、自分だけの時間を持つ。あることにだけ囚われて自分を見失ってはいけない。自分を大切にできなければ、誰かを支えていくことはできない。
後輩の行動にかつての自分を見せられるような思いがして、心がざわざわした。
最近元気がないことが気になってもいた。
だから彼にメールした。職場ではおおっぴらには話せないから。
その人の最近の様子、そして彼自身のことを尋ねた。

最近は、長く仕事を休んでいる事への後ろめたい気持ちを口にする事はなくなった。
食欲がめっきり落ちているのに、それでも飲酒がやめられない。厳しい状況だと言う。
彼自身も、その人とのことでいろいろあって、このままでは自分も病んでしまいそうだから、少し考え方を変えようと思っている・・・

彼はなんとなく自分に似ている。それは出会ったときから感じていた。
そのためもあるのか気が合うし、ずっと可愛がってきた。
新採の彼を縁あって本社に迎えに行ったのも自分だったし、仕事も教えてきた。
彼も自分のことを慕ってくれ、歓送迎会の席で涙まで流す始末だった。
ただ同じ職場の隣の課に異動するだけだというのに・・・

だからこそ彼のことが案じられ、急ぎ返事を書いた。
自分まで引きずり込まれないようにして欲しいこと。
その人の病を自分が治そう、なんとかしようと囚われてしまうと自分を追いつめてしまう。
病気を治すのはあくまで医者であり、そして厳しいようだがその人自身であることを忘れないようにすること。
ただただ親身に寄り添っていてあげることを心がけること。
何があっても見捨てないというメッセージを、折にふれ伝えてあげること。

それらはすべて、この自分には成し遂げられなかったことばかり。
そんなことを彼にアドバイスしている自分という人間は、無茶なのかもしれない。

「落ち着いたらまた飲みに連れてってください・・・」
いいとも。近いうちに行こうな。
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by hishiamazon-na6 | 2008-04-28 19:43 | その後
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